鍼灸師と柔道整復師

訪問鍼灸のメリットとデメリット&リスク

投稿日:10月 25, 2020 更新日:


訪問鍼灸の利点と危険を探る

今日は訪問鍼灸のメリットとデメリット・リスクについて解説します。

・訪問鍼灸がいいと聞くが、何かデメリットはあるだろうか?
・訪問鍼灸をやってみようかと検討中なんだけど、うまくできるだろうか。
・開業するにはどういった手順がひつようなんだろう

こういった疑問に答えます。

本稿の内容

・訪問鍼灸の利点を活かす
・訪問鍼灸のリスクを切り抜ける方法
・訪問鍼灸の開設の実際

訪問鍼灸の利点を生かすコツ

訪問鍼灸の利点はなんといっても開業資金が少なくてスタートできることです。院を持たなくても、自宅でできますので、設備投資がほとんどないため、最小のリスクですみます。

出張専門で保健所に開業届を提出すればオッケーです。治療院を構えて開業するとなりますと、賃貸料などのリスクが発生して、資金的な理由からそれがデメリットになります。

賃貸料だけではありません。仲介手数料や保証金などが最初にかかりますし、内装費用や治療用ベッド、看板代などいろいろ必要になります。

すぐに回収できるアテがあればよいのですが、なかなか新型コロナの時代には難しいです。

院を構えずに開業できる利点を生かせるなら、それがよいのではないでしょうか。これは柔道整復師にはないメリットです。

ちなみに、私も出張専門です。

訪問鍼灸のリスク(デメリット)を切り抜ける方法

訪問鍼灸院を始めて、そのデメリットに直面したことがあります。それは鍼(針)を打つということです。ハリをうたれるのは怖い、イヤだ、痛い、などというイメージで断られてしまうことがあります。

訪問マッサージの言葉がよい響きのようで、訪問鍼灸はちょっとコワイイメージがあるようです。

鍼灸の治療を受けた経験があり、それがよいと考えてくださっている患者さんであればなんの問題もないのです。

しかし、そうでない方も多いです。この最大級のデメリットをどう切り抜けるのか。以下の方法があります。

・無料体験治療を実施する。

・ハリを突き刺すのではなく、ローラー鍼やてい鍼を使う。

・鍼の時間を短く取り、多くの施術を筋肉のストレッチや関節可動域の拡大やそのためのexerciseに用いる。


・鍼についても、いろいろな種類の鍼があることを知ってもらうことも必要かと。その患者さんが気持ちよく施術を受けてもらえる工夫が必要かと思われます。

・鍼が苦手な方には、鍼の時間を最小限にとどめて、筋力アップの訓練や、ストレッチ、関節可動域のexなどを多用するなどの施術形態もありだと思いますし、起き上がりや立ち上がりの動作練習も取り入れても大丈夫かと思います。


そういったやり方を、患者さんひとり一人に合わせて計画することで、訪問鍼灸のデメリットとされる部分が切り抜けられると思います。

他のデメリットとしては、特に見当たらないのですが、無理やりに考えるなら、厚生労働省からの制度下での施術であることを考えますと、施術単価の変動があります。たとえば往療料が、キロ単位で請求できていたのが、4km以上は2,700円に丸められてしまいました。

おそらく16km四方を往療されていた先生は大打撃だったかもしれません。こういった行政の制度下での施術であるため、制度を変えられたら、それに従うしかしかたがないということで、それがデメリットと考えられます。

新型コロナで、国の予算や財源がどうなるのかは、心配ではありますね。それは医師でも病院でも介護の世界でも共通なのです。

訪問鍼灸開設の実際

準備するものをたくさん考えると、いくらでもありますが、最小限で考えて、あとから余力があれば揃えていけるような感じでもよいのではないかと思います。

固定電話やパソコンは、手持ちのものでよいでしょう。電話はフリーダイヤルをもつほうが患者様からのイメージはよいかもしれませんが、最初は必要ないかもしれません。

ただし、固定電話から、自分のスマホに転送されるよう、設定しておくのが望ましいです。私は24時間転送です。

いちおう、屋号も考えましょう。なんでもよいですが、アイウエオ順に電話帳が載せているなら、「あ」から始まる屋号も考える範疇にはいりそうですね。

でも出張専門なので、屋号をレセプトに書いたり、厚生労働省に屋号を登録することがないです。日の目を浴びない屋号になります。

メールアドレスも専用のを取得しましょう。GMAILで充分ですし、googleのアカウントも取得しておくのがよいです。

名刺は安い通販で大丈夫です。最近はテンプレがあるので、簡単に自分で作れますね。たとえばラクスルでも簡単に作れます。

名刺を作るならば、同じところでパンフレットも作成しておいたほうが、相手にわかりやすいです。そこに連絡先やホームページ、メールのアドレスなどを記入しましょう。

国保連から入金される口座を作りましょう、自分の通帳以外に、専用の口座を作ればよいです。個人名義で十分です。が、せっかく作った屋号と個人名で作れますので、それのほうがわかりやすいかもです。

いよいよ保健所へ開業届書類をもらってきましょう。その時に必要な持参するものをおしえてくれます。免許証と印鑑は必要です。

あとは税務署に「個人事業の開廃業等届出書」を出してもいいでしょう。その後に「所得税の青色申告承認申請書」も出しておいてもいいかもです。年間の所得が少ない場合(年度内で)は確定申告の時にいけば大丈夫です。

でも税金対策は、ネットでググる必要があります。あらかじめ必要な知識を入れておきましょう。

余力があるなら、ホームページも作成しましょう。誰かが見てくれるかもしれません。無料ホームページがいろいろとありますので、最初は自分で作ってしまえば大丈夫です。

もちろん、鍼やその種類も準備しましょう。温熱や電療用の器具もあれば準備します。アルコール類の消毒液も必要です。

マスクもいりますね。

指サックが準備できれば、神経質な患者様には使ったほうがいいです。

はい、あとは患者様が自分の治療を受けてくれるよう、営業といいますか、宣伝といいますか、行動するだけです。

はい、今日はここまでです。







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