社会福祉士

社会福祉士の資格は無意味?意味のある資格にする方法

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社会福祉士の資格を取ったけど、給料が上がらないなぁ。
この資格に意味があるんだろうか?
どうしたらもっと意義のある資格になるのだろう?
社会福祉士の仕事をさせてもらえない!

こういった疑問に答えます。

秋の山

本稿の内容

・社会福祉士の資格をとってからするべき行動 
・日本社会福祉士協会への入会 
・資格を生かせる職場へ転職 
・社会福祉士としての独立

順に解説していきます。

社会福祉士の資格を取ってからするべき行動

まずは、自分の職場でこの資格が活かせるのかどうかを点検しましょう。

社会福祉士は名称独占の資格ですので、資格を名乗らなければ誰でもできるのです。施設の相談員さんでも社会福祉士の資格がなくても可能です。

社会福祉主事任用資格でもできます。なので、すでに相談員さんが居座っている施設では、自分の活躍できる場がないので、上司にアピールが必要かと思います。

たとえば、社会福祉士はソーシャルワークの専門家ですが、ケアマネジャーの仕事はできないですよね。ケアマネジャーをするには、介護支援専門員実務者研修受講試験に合格しなければなりません。社会福祉士を持っていてもダメなんですよね。

じゃあ、社会福祉士はどこで仕事をするのでしょう?

まずは公務員ですね。

福祉事務所では相談員としてソーシャルワークできますし、活躍の場です。児童相談所もそうですね。他には児童養護施設でも活躍の場があります。まずはあなたが何歳ですか?それによって活躍できる場所が絞られるのです。

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その他には地域包括支援センターでも活躍できます。

が、ケアマネジャーを持っていれば地域包括支援センターで仕事できますし、社会福祉士だからといって、就職できるとは限らないのです。

特別養護老人ホームや介護老人保健施設でも相談員は必要です。しかし、社会福祉士を持たなくとも、文系の大学を出ていれば「社会福祉主事任用資格」で相談員が可能です。

では、社会福祉士の資格を取った後はどのように行動すればいいのでしょう。

①あなたの年齢が若く、公務員試験の受験資格があるならば、そちらを目指すのもよいでしょう。
②年齢が中年に差し掛かろうとする頃であれば、現在の職場で使えるような環境であるのかどうかを調べて、できそうならば上司と掛け合うことです。ソーシャルワークがしたいといえばよいでしょう。
③現在の職場が、ソーシャルワークとなんの関係もない会社であれば、転職も視野に入れなければなりません。できれば転職後に起業できる環境のある職場が望ましいですね。
④あなたが中高年となりますと、ソーシャルワークできる環境の職場以外は、活躍の場がないですから、自分で職場を作るのも、考えなければならないでしょう。

社会福祉士になったからといって、突然あなたの地位が上がるわけではありません。その資格が現にいる施設にとって有益なものなのか。

有益とは、その施設が潤うのか?とも言いかえられます。つまり、介護保険の単位が取れるとか、障がい福祉サービスの単価があがるとかです。

施設側からすれば、そこんところです。役に立つ資格かどうかを問われます。

そういった社会福祉士としての地位を上げるよう努力されているのが、各都道府県にある社会福祉士会なのです。

社会福祉士会ではさまざまな研修をおこなって、技術の研鑽等に努めています。

また、学術会や地域ブロックでの勉強会、海外のソーシャルワーカーとの交流や、地位向上のための事実の積み上げを行っているのです。

公益社団法人 日本社会福祉士会への入会

まずはお住まいの、あるいは勤務地のある都道府県の、社会福祉士会に入会しますと、自動的に日本社会福祉士会にも入会することになります。

この社会福祉士会が、じつは社会福祉士としての地位を上げてくれています。この会に入るか入らないかは個人の考え方次第ですが、入るメリットはたくさんあります。

例えば、同じ資格をもつ者同士の交流から、さまざまな情報が得られるでしょう。自分ひとりではなかなか新しい情報や行事、研修の機会がありません。

社会福祉士の勤め先はさまざまですので、自動の分野であるとか、母子の分野ですとか、虐待の分野など多義に渡るため、いろんな話が聞けますし、その中でもしかしたら自分が入っていきたい分野がみつかるかもしれません。

現在では社会においてさまざまな問題が時代とともに変化しつつ山積しています。新型コロナウイルス感染防止のために行われた、外出自粛の要請等により、経済的な打撃を受けた方も多いと思います。

平成27年より始まった「生活困窮者自立支援法」によって支援が始まっていますが、働きたくても働けない、住むところがないなどの困りごとを地域の相談窓口で相談し、一人ひとりに合わせた支援プランを作成してもらって、専門の支援員が寄り添いながら、他の専門機関と連携し、解決に向かった支援を行いますが、こういったことも、社会福祉士会の障害研修制度などによって専門的な知識を得たり、そういった連携に実際に入っていけるキッカケを見つけられるのも、組織のおかげであろうと思います。

ひとりの方の社会福祉としての支援には、実に多くの関係機関との連携が必要です。そのためのネットワークが重要な役割を担うことも多々あります。


国家資格である社会福祉士はあくまで社会福祉の基礎的な資格であり、そこから自分でその資格の価値を上げていくことが、社会福祉士の資格に意味をつけていけるのです。

実際、入会される方は様々な領域で活躍されているので、職種自体も多種多様です。それらのかたとの交流を通じて、自分なりのネットワークが作れたらいいですね。

資格を活かせる職場へ転職

現在のあなたの職場で、この資格が生かされていますか?であればなんにも言うことはないです。資格手当が付与され、職場でソーシャルワークができたら、とても有効活用できますね。しかしながら、そういったところばかりではありません。

平成26年3月末現在の統計によると、社会福祉士の就労先は社会福祉施設が40.3%で多いです。社会福祉士がゴロゴロいてそうです。活躍できるかどうか、それぞれの施設しだいでしょうか。

地域包括支援センター7.9%、社会福祉協議会7.4%、行政機関7.2%で似たりよったりですが、地域包括支援センターは社会福祉士が必置となっていますので、確率は高いですよね。そして医療機関が10.4%です。

社会福祉士が医療機関で診療報酬を受ける場面があります。たとえば回復期リハビリテーション病棟入院料1では、次の条件が満たされれば社会福祉士がチームの一員としての診療報酬が得られます。

その条件は、専任のリハビリテーション科医師1名以上、専従の理学療法士3名以上、同じく作業療法士2名以上、言語聴覚士1名以上、そこに加えて専任の在宅復帰支援を担当する社会福祉士(あなた)1名以上の配置で2025点/日が得られるのです。

ま、でもこれは超特殊なケースかもしれません。

通常は体制強化加算で、病棟に専従の常勤医師が1名以上、および退院調整に関する3年以上の経験を有する専従の常勤社会福祉士が1名以上配置されている場合、200点/日がつきます。

社会福祉士の独立型は2.3%です。とても狭き門と言えるでしょう。問題はその他24,7%の人たちです。

ほとんど関係のない機関や役に立てない施設にいると考えてもよいかと思いますが。なので、資格を生かせる職場を求めて転職もアリかなと思うのです。

しかも、その転職はのちに起業するための転職であってほしいと考えています。

起業を見据えての転職です。一生サラリーマンとして天寿をまっとうされるお気持ちの皆様には関係ない転職論ですが、いずれ独立開業をしたいとお考えの皆様には、起業することを前提に転職をしていくのがよいかもと考えています。

社会福祉士としての独立

今勤めている職場で社会福祉士としての資格が生かせている人はそのままで良いかと思います。ふつうの転職もアリかと思います。

しかし、50歳になり、60歳になり、自分が老いていくことも視野に入れた場合は、そのままサラリーマンとして生きていくよりも、自分のやってみたいことで収入を得、食べていくほうがやりがいがあるのではないでしょうか。

では何をして独立するのがいいのでしょうか?もちろん人それぞれです。

自分自身で高齢者通所施設を開設するのもよいですし、高齢者のサ高住をするのもいいでしょう。また、障害者通所施設でも入所施設でもよいです。

成年後見人はあまりおすすめしないですが、これも独立の常套手段ですから、5年位かけてこうゆうのを目指すのもよいかもしれません。

私がオススメなのは、私が現にしているそ就労続支援B型事業所を開設することです。そこに通う障がい者のいろいろな相談支援やソーシャルワークを行うことを指しています。

ソーシャルワークを組み合わせた作業所の開設です。

これはまだ少数だと思います。

作業を通してさまざまな悩みや思いなどを聞いてあげて、支援もする。アドバイスできる。そんなB型をつくって、自らも生きがいとしてその事業を続けていける。マネジメント力も要求されますが、とてもやりがいのある仕事です。

というわけで、転職するならばその先に起業ということを考えましょう。

社会福祉士の資格を無意味にするのも、意味あるものにするのも、資格を持っている人たちお一人おひとりの努力次第です。

専門の職能団体でしっかりと学習し、研修して技術力をあげて、いろいろな分野の方々との交流を通じて自身のネットワークを広げ、やがては起業していく。

意味がでてきます。付加価値がついてきます。

今日はここまでにしますね。

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