就労継続支援B型

少し工賃を上げる工夫(B型作業所)


2022年1月現在、新型コロナウイルスのオミクロン株と言われるものが、相当な勢いで感染広がっています。そんな中でB型作業所はネットを使った工賃アップをねらう戦略が立てられるでしょうか?

お菓子やパンを作り、それらを販売している作業所も、感染拡大によって販売の機会を奪われるということが、第5波でありました。

ネット販売を主にしていたところは、販売の不振や影響はなかったといわれています。しかし、普段は下請けの作業をしているB型作業所では、お土産用の箱折りの仕事がなくなり、ホテルのベッドメイクの施設外作業をしていたところもほとんど仕事がなくなり、大変な事態になっていました。

2022年、令和4年の1月から再び感染拡大しています。

私たち下請け作業を主としているところではどのような工夫で工賃を維持できるのでしょうか。

【コロナ渦で工賃にプラスアルファを】

下請け作業を中心にしているところも、販売を中心にしているところも、仕事の数が減り、販売の場所も少なくなり、商品が売れず、在庫を抱えたり破棄することになり、工賃の支払額が減少傾向にあります。

私の作業所では自主製品がありますが、それは対面販売で売られています。

もし、感染が広がって販売ができなくなればどうしたらよいでしょう。

そこで考えられるのが、ネットで稼ぐ方法です。

しかし、通常の作業所では、ネットの知識ゼロであったり、詳しくわからなかったりしてどうしたらよいのかわからないのが現状でしょう。私の施設もそうです。

しかも販売するとなると、なにがしらの商品の開発から始めなければなりません。もともと自主製品をお持ちの施設ではそれを売ることができますが、なにもない施設であればなにを売るのでしょう。

売るべきものがないのです。

売るべきものを作らねばなりません。

【作業所がネットで何かを売るには】

本格的なネットショップを作ろうにも、売るべき商品がない場合。

あるいはたまたま簡単なかばんやミシンで作った巾着などを何点か売りたい場合、どうするか。

自社のホームページに写真を掲示してあるだけで、そこからどうすればよいのか。

新たに商品開発をしなくても、売ることができるような手立てがあるとしたら、それは家で不要になった品物を売ることです。メルカリが代表されますが、そういったサイトに登録していれば、いらなくなり、使わなくなったものを売ることができます。

ではどうして売るものを集めるのか。

まずは自分の家にあるいらないもの、それらを職員にも協力してもらって集めるのです。そして、利用者の家族さんや保護者の方にもお願いして売れそうなものを持ってきてもらうことです。

【仕入れ費用なしでメルカリやヤフオクで売ろう】

ヤフオクでも使えます。不要な商品を売ることができます。もちろんどこかで安く手に入れたものを売ることだって可能です。メルカリはらくらくメルカリ便があって発送が便利ということがあります。

値段の設定がむつかしいですが、まずは同じようなモノを売ってないか探します。そしてその値段を調べて相場を見ます。

梱包料や送料がかかりますので、できるだけ1,000円以上の値をつけられる商品をもらい受けする必要があります。

ある作業所では、保護者やその知り合いから古本を集めてきて、それをアマゾンマーケットプレイス出品しているところがあります。

アマゾンで出品することもできますが、本格的に販売に力を入れていないと、毎月多額の手数料がかかりますので、ちょいと売りたいだけの施設にはオススメできません。

【無料でECサイトを作る】

今は無料でECサイトを作ることができます。BASEです。TVでも宣伝してますよね。

他にもSTORESやminneがあります

始め方はググるかYou Tubeで検索すればでてきます。

それぞれに使い方がありますし手数料も違うので、ググって調べて自分の作業所で使えそうなものを利用するのが良いでしょう。

ただし、商品を販売して発送すると、クレームや返品もありえますし、その送料も負担しなければならない場合も想定しなくてはなりません。

リユースではその心配がなくなります。限りなくすくなくなります。

メルカリやヤフオクでは「ノークレーム・ノーリターン」で売れますが、販売サイトから売るような商品では、クレームや返品という危険もありうることを知っておくべきです。

そう考えると、ECサイトで販売する商品は、作業所でも自主製品を売るのが適していると言えます。

【支払いや決済のこと】

支払いはどうするのか、という問題が残ります。メルカリやヤフオクでは問題ないかと思います。購入者は決済画面から支払いをされますので。

出品者はそのぶん手数料を支払います。メルカリの場合はキツイですが10%です。

しかし、自分のホームページなどで決済するには、もしものことも考えなくてはなりません。

もしものこととは、たとえばクレカで決済したときにその情報が悪意を持った人から盗まれてしまうこともあるということです。最悪の場合は購入者に弁償するなどの処置が生ずることがあります。

あなたのサイトで購入者の情報が盗まれ、悪用された場合は最悪です。

支払いは注意を要します。

WordPressでもプラグインを使って簡単に決済ページを作ることができますが、サンキュー画面では注意を必要とします。

なぜなら、購入者のありがとうページに直接検索してアクセスされると、購入されたことになりますので、別のサイトのページを用意するなど、注意する必要があるのです。

支払いのところは、BASEなどの決済画面にリンクを貼るなどしてそちらで支払いができるようにすれば大丈夫かと思います。

いずれにせよ、個人のサイトで支払画面を作って運用するのはリスクが高いといえます。

【ネットでものを売るにはメリット・デメリットを考えて】

これはうちの施設だけの問題かもしれませんが、やはり対面でやりとりして販売できるほうが望ましいと思いました。それは利用者のことを考えると、という話です。

実際に目の前のお客さんとやりとりして商品が売れた喜びと、ネットで知らん間に売れたのとでは感じ方が違うからです。

まぁでも今回はいかにして工賃アップをねらうのかが焦点ですから、そちらの考えには目をつむらねばなりません。

メリットは、なんといっても売上を工賃に反映できる点です。また不用品を無料で集めてきて販売するので、仕入れ価格が元割れすることがありません。

けっこう早く売れます。値引き交渉に応じてもよいですし。

また、売り物を写真に撮ったり登録に時間がかかりますが、実際の販売にかかる手間とくらべるととても楽にできます。

梱包は作業として利用者にしてもらうことができます。

それと、メルカリ便では匿名で発送することができます。相手も匿名ですし。らくらくメルカリ便とかゆうゆうメルカリ便があり、ややこしいですが、You Tubeで検索すればたくさんでてきます。

クロネコヤマトのネコポスも使えます。かさばらないような洋服ならば。縦横A4サイズ、厚さは2.5センチ以内、重さは1キロ以内ですが、発送金は全国一律175円です。ポストに入るものであれば。

デメリットは、先程書いたとおりで、利用者の売った実感が薄いです。

また、収益と考えたら、メルカリやヤフオクでは利益が少ないです。

不用品を集めるので、売れないようなペットの服やマフラーなどやメーカーがわからないものなど、またガラクタみたいなものも引き取らねばならないことがあります。

服は有名なメーカーのであれば売れやすいですが、無名のではなかなか売れないです。

【まとめ】

あなたは自社のホームページを持っていますか?

それは外部委託ですか、それとも無料のホームページを使って自社でデザインしてますか?

外部委託なら販売の画面は作ってもらえるから問題ないですね。

livedoorやAmebaOwndやJimdoなどのプラットフォームで作成しているならば、そこでも自作できます。

商用利用できるかどうかは、それぞれのところで調べなければなりません。

AmebaOwndでホームページを無料で作れますが、そこではBASEと連動しているので、販売が容易にできるというメリットはあります。

それにしても、売るべき商材がしっかりとしている必要はありますし、返品やクレーム対応もしなければなりません。施設を運営しながらそれらもしなければならないと、仕事がキツイですね。

それに、メルカリにしても実際に工賃アップしていくためには、継続して商材を集めて売りに出すことが必要です。

品物を効率良く集める、持続して集めるのも工夫が必要です。途切れてしまいますから。それなりに売れて少しでも利益が出ればそれが工賃に組み込めるので、下請け作業以外の工賃アップにつながります。

コロナ渦で下請け作業が減る中、こうしたちょっとした工夫で売上をアップすることができれば、利用者もうれしいですし、スタッフもホッとします。

劇的には工賃アップはないですが、これをきっかけに自主製品の開発ができて、自社のECサイトで売れるようになれば、あらたな作業も生まれますし、思わぬ売上に工賃アップが期待できます。

そうなるように、がんばりましょう!

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