こんにちは、だわリン太郎です。

訪問鍼灸の新規患者の獲得に、四苦八苦することはありませんか?
訪問マッサージと違って、主治医もすんなり同意書を書いてくれないケースもありますよね。
こんなとき、「マサージの資格があったらなぁ」「柔道整復師の資格がほしいなぁ」などと考えることがありませんか?
もうひとつの資格で患者を集客できないだろうか、鍼灸師だけではだめなんじゃないか、、、などと考えてしまいますが、すでに開業していて、さらに新たな四悪を取るような余裕がありますかね。
資格があれば向こうから患者がやってくるということはない、と考えたほうがよいかもです。
今の資格をどう生かすのかを考えましょう。
今回は私の取った資格で、大きく患者を増やした方法をおしえます。
すぐには効果は出ないですが、確実に増えていきました。そして新たな営業をしていかなくても順調に患者は増えました。あなたもできます。
本稿の内容
1 ダブルライセンスのメリット・デメリット 2 ケアマネジャーの一択 3 ライセンスの使い方
【ダブルライセンスのメリット・デメリット】

訪問鍼灸をしていて、もうひとつあったらいいなと思う資格はなんですか?
あんま・マッサージの資格でしょう。それは私もほしいと思いました。
マッサージの資格があるとメリットがあります。患者さんもハリを打つというと身構える方も多いと思いますし、マッサージなら受けてみたいと思われる方のほうが多いんじゃないですかね。
使える資格だと思います。
しかし、今から学校へ3年間も行って勉強できますかね。お金も時間も必要です。そこに余裕があるなら、マッサージの資格を取るのもいいとおもいます。でも、ほとんどのみなさんがそうではない環境におられます。
ただ、集客において有利な資格であると言えますが、訪問鍼灸で患者の依頼がないからと行って、マッサージの資格を取得したからといって、患者の依頼がドンと来るわけではないでしょう。資格を持っていたら依頼が来るということではなく、どうやってその資格を生かすのか、です。
したがって、資格があれば有利になる材料がそろいますが、その資格を持って有利に患者を引き寄せるためには持っているだけではかえってデメリットとなります。
ここで、セカンドライセンスの切り口を変えて考えましょう。
ケアマネジャーの一択
私が提唱する資格は「ケアマネジャー」です。それ一択です。

ケアマネジャーなら、今持っている国家資格を生かして資格を取得できます。
これまではケアマネジャーの事業所へ営業に行ってましたが、あなたがそのケアマネジャーになるのです。
メリットとしては、学校へ行かなくても独学で取れる資格です。
そうです。3年間学校へ行って国家試験を受けて合格しなければならない資格ではないのです。
年に1回ですが、その試験に向けてひたすら勉強するだけです。しかも医療分野もあります。得意分野のはずです。
どんな仕事をするのか、そこが不安かもしれません。
超簡単に説明すると、要介護者や要支援者などの方々から相談を受けて、心身の状況をアセスメントで分析して、本人の望む生活を実現できるよう介護保険でのさまざまなサービスを受けられるように、ケアプランを作成します。
他には市町村区やサービス事業所などと連絡調整をします。ここが大切になってきます。
訪問鍼灸を続けながらケアプランを作成していくには、いろいろなサービス事業所との関わりが重要です。それはこのあと説明します。
ケアプランを作成しながら、サービス事業所と連絡調整しながら、訪問鍼灸を続けるにはそれぞれの時間分けが必要になってきます
それは、別の記事で紹介したいと思います。

では、どうやったらケアマネジャーになれるのか。介護支援専門員の資格をとれるのか。
あなたは鍼灸師の資格をとって実務にどのくらい就いてますか?5年以上なら大丈夫です。
でも、細かい要件をお示しすると「5年以上かつ実務に従事した日数が900日以上」となります。
無理くりな話でもありますが、試験前日にその要件を満たしていれば大丈夫です。まぁでもそんなギリギリの人はいないでしょう。
5年以上の要件を満たしておれば、介護支援専門員実務研修受講試験を受けられます。これを受ける。そして合格するのです。
長ったらしいですが、介護支援専門員の実務研修を受けるための受験です。
受験申込期間があります。各都道府県でちがいますので、調べておく必要があります。東京では6月から受け付けてます。
試験は10月です。
なので、うっかり申込期間が過ぎているケースが多いので、早めに今年の申込期間を調べておくのがよいでしょう。
試験の申込みが終わったら、あとは勉強するだけです。
10月の試験に首尾よく合格して、介護支援専門員実務研修を受けましょう。
そして介護支援専門員証を交付されたら、ケアマネジャーですよ。
いちおう厚生労働省のページにある介護支援専門員のかんたんななりゆきのリンクを貼っておきますね。
ライセンスの使い方

しかも今の訪問鍼灸時魚を法人化して事業拡大が望める。
自分の患者やその家族に対して、介護の相談を受けられます。自分の患者を要介護にすることも可能です。
また、他の事業所のケアマネジャーとも知り合いができて、これまでより営業の精神的負担がなくなります。
デメリットもあります。それはすぐに効果がでないことです。
また、本業の仕事以外に、介護保険の仕事をしなければならず、業務が増えます。
ひょっとするとケアマネジャーの仕事として、土日祝日に仕事が入るかもしれません。
でも、それを着実にこなして行くことが大切です。
あと、施術家では未経験のことですが、サービス担当者会議を開かねばなりません。そのための日程調整が必要になってきます。
またケアマネジャーとしての研修や集団指導などは平日にあるため、そのときは本業ができません。
でも、それらのケアマネ業務をしっかりこなしていれば、それらのデメリットが逆にメリットになってきます。
介護保険の業務も収入になりますし、休みの日の仕事で信頼を得られます。担当者会議でイニシアチブをとって頼れるケアマネジャーになりましょう。
そうしているうちに、他事業所のケアマネジャーから、訪問鍼灸の依頼を受けることでしょう。そういった経験をしてきました。
もう、自分がケアマネジャーの事業所へ営業に行かなくてもよいのです。他のケアマネさんとは仲良くしましょう。きっといいことがあります。まちがいないです。

というわけで、まとめます
ケアマネジャー資格を使った集客設計
地元で訪問鍼灸をしていることをアピールしながら、ケアプランを作成することが大切です。そのため、ケアマネをする時間と訪問鍼灸にかかる時間は、しっかり分ける必要があります。
1,地元の高齢者のケアプランを受ける。
まず、役所や地域包括支援センターなどから、ケアプラン作成の依頼を引き受けることからはじまります。
2,自分の患者さんを認定調査する
自分の患者さんを要介護者として認定調査をします。地域によってさまざまなやり方があると思います。
3,サービス担当者会議を開催する。
どのようなサービスをどのくらい提供するのが良いか、担当者を集めて会議をしましょう。
4,ケアマネの研修や会議に出ましょう。
同じケアマネの集まる会議や研修に出て、自分の顔を広げましょう。そして訪問鍼灸をしていることも忘れずお知らせしましょう。他のケアマネからそういった需要がないかを模索していきましょう。

せっかく苦労して勉強して取得したケアマネの資格でも、持っているだけでは使えません。訪問鍼灸という自分のプラットフォームに対してどれだけ相乗効果を出せるのか、自助努力の見せ所です。
私はたくさんのケアマネ仲間から多くの患者様をご紹介いただきました。自分ひとりではとうていこなすことができなくなり、わかい施術師を雇ったことがあります。
このような経過をたどって、良い方向へと向かっていくでしょう。
あなたの成功を祈念しています。