こんにちは、田和凛太郎です。
かつて、整骨院をしていました。患者さんもたくさん来られていましたが、心の中にいつも迷いがありました。それは保険請求をする時の傷病名を見て感じていたのです。
開業して評判もよく、たくさんの患者さんが来られて、レセプトの発行数が増えると、いろいろな問題が生じることがあります。それは自分の技術力がアップして、様々な症状に対して的確な治療ができるようになれば、なおさらです。

今はそのルーチンから逃れて、違う仕事をしています。
それは
何かというと
国のお金を引っ張るのは同じなんですが、今は障害福祉サービスの事業所をしています。
不思議ですが、こっちの世界に入ってから、研修などで知り合う方の元資格などを話ししていたら、結構な割合で、整骨院をしてましたとか、鍼灸院を開業していました。とか、そういったもと先生の方々とお会いします。
療養費の適正化事業が、施術範囲を圧迫してしまってます。
施術範囲の適正化を守りすぎると生活できないレベルに落ち込むことになりかねません。また、アバウトなことすれば、監査に入られるとまずいことになる場合があります。
どうするか、迷うのですが、私が思うに迷うにも3つの方向性で考えるのが良いと思います。
それは
① そのまま開業を続ける
② 技術、手技を変更する
③ 別の業界へ参入する
です。
①のそのまま開業を続ける→これを決断するならば、工夫が必要となります。例えば他の整骨院とは一線を画すための手技や技術を身につける。
施術録をしっかり記入する。
1ヶ月の背術回数を管理する。
一部負担金をきちんと計算して領収証を発行し、必要な患者さんには治療明細書をつける。
少なくともこれらのことをきっちりできた上で、さらにホームページの充実や自院のニュースレター作成。その他イベントの開催など、あらゆるプレゼンも必要でしょう。
あとは運です。
数年前なのですが、大阪市内で私の周りにあった整骨院4軒が閉院しました。理由は不正請求です。派手さがなく、普通の店舗付き住宅で開業されていた真面目な柔道整復師の先生だったと思います。
それを間近で見ていたので、やはり怖くなりました。
②では技術、手技を変更する。です。これには同じ医療としての方向性は維持しながらも、柔道整復師の路線とは違う方向でという意味です。
例えば鍼灸師の資格をお持ちなら、鍼灸師として鍼灸院へ転身する、ということです。私はそれをしました。
出張専門の訪問鍼灸をしたのです。
これ、よかったです。
針治療に柔道整復術を加えてしっかりとリハビリ的なことや機能訓練をつけて付加価値を出しました。
保険請求するので、希望患者さんに同意書をもらってきてもらいます。
同意書のもらい方のコツがあるのです。
それは、次のブログで紹介しますね。
鍼灸治療は、長期治療が可能ですし、逓減がありません。同じ治療費が続けられます。また長期理由もありません。ただし、条件によっては必要になります。
1年以上の
施術をして、月に16回以上の施術をするならば、施術継続理由・状態記入書なるものを保険者に提出することになるのです。
私の場合は、週に3回の訪問鍼灸でしたので、だいたい月に12、3回でした。これぐらいであれば必要ありません。
鍼灸師をお持ちでないならば、完全実費治療で、手技を生かした保険外治療があります。
これは、あまり現実的ではないですね。
他には転職サイトにありますが、雇われながらの身になって仕事を続ける。
これは
病院はすでに難しい領域です。私の時代はまだ病院勤務できましたが、今はPTがたくさんおられますので、ちょっと入る隙間がないかもです。
診療所や整形外科診療所では時々柔道整復師の募集の張り紙や転職サイトに掲載がありますね。
いずれにせよ、生活が厳しいかもです。
③ 別の業界へ参入する。
これはありですね。例えばケアマネージャーになって、それで病院に勤務している柔道整復師もたくさんいます。鍼灸師の方はもっと多いかもです。
私も、それをしてました。
ケアマネの実務者研修の受験資格はありますので、可能です。勉強が必要です。新しい世界でもあります。
自分で起業もできます。
私はそれもやりました。自宅で開業、自宅でケアプランセンターです。
そのノウハウは近いうちにブログします。
最終的に私は社会福祉士の資格を取りました。
ケアマネジャーとして行ってきたことが土台になっています。
社会福祉士も国家資格です。
別の業界への参入は、何がしらの別資格があったほうが有利です。そのための勉強は必要になりますが。
柔道整復師のオンリーライセンスだと、他への転身が難しいです。
オススメは、自分のしたいこと、やってみたいことをしっかりと考えた上で、自己投資することです。
次のことをあれこれ考えているだけでは何も変わりません。
行動することです。
そのための最低限の投資も覚悟することです。
最終私は社会福祉士の資格を生かして、障害福祉サービスを展開することができました。
土日がゆっくりと休めるのが利点です。
自由に使える時間がありがたいです。
迷うなら、3つの方向でよく考え、そして決断したら行動しましょう。